2011年10月30日日曜日

Holy Placeで乾杯!したらえらい目に遭いました! / Kataragama

富士山見たいな山盛りライスカレーを
右手でがしがししながら平らげるのにはすっかり板についてきたが、
相変わらず、こちらのウオッシュレットトイレにはなじめず、
毎回トイレの後には何だかもぞもぞするんだパトラッシュ的な
日々を送っていたら、10月も終わろうとしていた。

例のお寺に頼み事をしていて、20日以上をその事柄だけに費やしていた。
こちらでは、一日に一つの事が進めば上等で、
一つの事に2−3日費やすのは当たり前。。
いくらインドで修行をつんだからといって、限りなく動物に近い私が
ひたすら黙って待ち続けるなんて事は不可能。

”いらいらしてたから”
今時の中学生が言うような理由で、
もう少しで通りすがりの罪のない人を殴りそうなほど
ストレスも頂点に達し始めていた頃、
滞在先のホテルの前のビーチで、ある人にあった。

彼のおじいさんがハーバルドクターで
彼自身も多少の知識を持ち合わせていた。
その彼の提案で、都会の喧噪を離れ
メディテーションをすべく、スリランカの聖地と言われる
Kataragamaに小旅行に出かけることにした。


Kataragamaの町から
車で30分行ったところにある、
Shithul Pawwaという大きな岩の上にあるお寺。
幸運にもお寺の上にダブルの虹が現れて、
さすが私!さい先いいぞ!ゴー!ゴー!
とかなり興奮していた。
この時点で、この先起きるおそろしい事件を
誰が予想できるでしょうか!?

お寺がそびえる頂上からの眺め。
虹の根元には宝物が眠ると言う。
ほんの数十メートル先に行けば
宝物に出会えたのかも。
今更ながら行っときゃ良かった!
と思う次第でございます。

頂上近くにある岩を利用して作った家。
中にはおじさんが住んでいました。
うう〜んん。マンダム。
いつかはこんな家に住んでみたいと
岩好きの私は本気で思った。
思った。

ジャングルの中にある
滞在1日めの宿泊先候補。
大きな木の上にはツリーハウスも完備れている。

あれ?ここアフリカ?
アフリカじゃないよ。
と神様が優しく教えてくれた。

ワイルドな佇まい、それを際立てる
ディスプレイの数々。
ういやっほ〜!
滞在1日目はここに決めた!!
と、思いきや
電気なし、水道なし、バストイレなし。
吉幾三どころの騒ぎでないので、
やむなく滞在を断念。


Kataragamaはスリランカ人の心の聖地。
お酒を飲んで楽しむところではありません。
ツーリストと一部の住人達の為に、
町の外れ2カ所にバーがあり、
もちろん、その2カ所とも社会見学に行ったのが
そもそもの間違いでした。
神様ごめんなさい。

その数日後、
わらしべの糧、デジタルカメラと
ローン返済中のご自慢の
”ひのきの携帯by docomo"を盗難にあい、
警察に行くが戻ってくるはずがなく、
泣く泣くコロンボ近くの滞在していたホテルに
戻るはめになりました!

天国から地獄とはこの事を言うんですね!
帰ってスリランカ人の友達にこの事を話すと、
聖地でそんな事するから罰があたったんだ!
とたしなめられました。
その通りでございます。

どの位落ち込んだかというと、
町の路上生活者を見かけるたび、
ああ、私もいよいよ仲間入りか。
と本気で思ったほど。まじで。

が!生まれながらあほな性分。
数日落ち込んだ後、
根拠のない自信と闘争心が
いきなり、むらむら湧いてきた。
”うらあ〜!やったろうじゃねーか〜!”
(なにを?)

このように、
頭は相変わらず不自由ですが、体は人一倍元気です。
この旅行で、盗難にはあいましたが、
素敵なこともいっぱいありました。
素敵な事は、次の巻で報告しまーす!
あーあほで良かった!


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