2011年12月15日木曜日

悪魔払い/ Angulana

3分間と言えば、
ウルトラマンと、カップヌードル、キューピー3分クッキング
くらいの認識しか 私の頭の中にはなかったが、
まさか自分が、その3分間の枠組みに挑戦する日が来るとは、
夢にも思っていなかった。
私のブレイン、マックちゃんが、
ぶっ壊れるまでは。。


あれはたしか、相変わらずパパイヤが食べごろの季節、
1週間前のことだった。
いつものようにコンピューターをオンにして、
色々な作業に没頭していると、約3分を経過した頃、
突然!マウスパットが操縦不能に陥り、
こともあろうか、カーソルが自らの意思をもったかのように
勝手に動き始めた。

その傍若無人の動きっぷりは、はまるで、
ドリフ大爆笑の超ベテランシリーズを演じる、
志村けんの右手のような動きではないか。

と次の瞬間、何の操作もしてないのに、色々な画面が一度に
勝手に開き始め、完全なる操縦不能状態になってしまった。

むむむ。。このまま続けたら、
自分が超ベテランになってしまう。。

身の危険を感じた私は、即座に得意の強制終了を執行し、
コンピューターをオフにした。

その日から、
余儀なく3分間の枠組みで作業をするはめになった。

ち〜ん。
と、ここで3分間終了。今日はここまで。

翌日戦闘開始分↓
は〜。
これで私のスリランカ生活も終わりかとかなり弱気になっていたら、

なんと数日後、マックちゃんが自力?で
復活の兆しを見せ始めた。
相変わらずマウスパットは操縦不能だが、
マウスを購入し接続したら、何とか操縦可能。
勝手に画面が開くこともたまにあったが、
その都度、
よちよち、大丈夫だからね〜。
おばちゃんがついてるからね〜。
と、なだめながら、根気よく看病を続けた。

エクソシスト状態(錯乱状態)→昏睡状態
を約1週間ほど繰り返し続けたある日、
おばちゃ〜ん。
おれ、マックだよ〜。
と突然意識を取り戻したマックちゃんが呼びかけてきたではないか!

未だに、何が功を成したのかは不明だが、
何とか一命を取り留めたように見受けられる。

は〜。
よかった〜。


ここから看病日記の追記。
実際、故障直後はパニックに陥り、
コロンボにあるオフィシャルストアに修理に出す事を即座に考えたが、
念のため(※スリランカではこれ重要)
こちらでコンピュータ関係の仕事をしている数人の知人の元を
日替わりで、マックちゃんを担いでは訪れ、少しでも多くの情報を聞く事にした。

実際、オフィシャルストアはあるものの、誰に聞いても、
”うう〜ん。これがウインドゥズだったら修理も期待できるが、
ここは、スリランカだよ。”
。。。
(※注;あくまでも数人の意見です。)

期待裏腹、還って不安になるような言葉しか帰ってこなかった。。

こここれは。。
得意の神頼みしかない!

そう決心した私は、
次の日から早速得意のお清め大作戦を決行した!

ご存知、粗塩お清め作戦と、(※注;マックちゃんには塩振ってません!)
先日友人から送ってもらったホワイトセージお清め作戦。
(※注;煙で少しあぶってみました!)

すると、どうでしょう!

数日間は相変わらずの超ベテランぶりを発揮していたが、
それにもめげず、気合いでマックちゃんと一緒に戦い(?)
続ける事1週間。
なんと、マックちゃんの発作がおさまり、
今のところは、平穏無事に作業が出来る状態に落ち着きつつある。

エクソシストの悪魔払いを終えた神父の気持ちが少し分かった。
ような気がした。

しかし、
コンピュータ関係の仕事をしている知人らに言わせると、
”マックはウインドゥズと違って、
支障の度合いにもよるが、自力で復活できるシステムが搭載されてるからね!
今回は自力で復活できたんだよ。”
と軽くあしらわれました!

が、実際問題おばかちゃんの私には何が何やらさっぱり
わからないので、
そんな難しい事言われてもわからないも〜ん。
もしかしたら、私のお清めが功をなしたのかもしれないし。。
と、自分のいいように思い込むことにした。


とにかく、色々お騒がせいたしましたが、
何とかこのように持ちこたえる事ができました!
元気玉を送ってくださったお友達!
ありがとうございました!

次回は、その感謝の気持ちを込めまして、

お待ちかね(だれからもリクエストきてないが)
スリランカカレーのレシピをご紹介させてい頂きます!

以下予告編

じゃ〜ん!
スリランカカレー
ちなみに、卵乗ってるのが私の分。
3食この量をおいしくいただいてまーす!
グリーンの葉っぱは
今日本で話題沸騰中?
のゴトゥトーラの葉を刻んだ浅漬け?
みたいなもの。

以下、こちらでよく使うスパイスの数々。





(←写真左)
風味抜群。黒こしょう。

こちらの方は黒こしょうを
大さじ単位で使います。


(写真右→)
自家製のカレーパウダー。
(ガラムマサラ)

お店でも売っているが、
各家庭で好みのスパイスを調合し、
煎ってからグラインダーですりおろす。




(←写真左)
コチ(トウガラシ)

数あるトウガラシの中でも
一番辛くて最小のもの。
最近では、こちらのスパイしーカレーに
満足できず、これをかじりながら
カレーを食べてます。
バッグの中の常備薬的な。

(写真右→)
スリランカの鰹節

日本のものより柔らかい。
砕いて、少量を使う事が多い。
先日これで出汁を取ってそばを作ったら
そばやの出汁みたいでおいしかった。
スリランカカレーは魚だしベースが多いから
日本人の私でも飽きないんですね〜。


(←写真左)
シナモンスティック

ご覧のようにダイナミックサイズ。
皮を向いてほんの少量を隠し味的に
使ってます。





(写真下↓)
コリアンダーシード
 

次回はこれらのスパイスを使ったカレーレシピを
金子信夫風でご紹介したいと思います。
どうぞ、よろしくお願いいたします。







2011年12月7日水曜日

Apuuwa Cream アメージングクリーム/Angulana

がっび〜〜〜ん!!
macちゃんってほんとにすごかったんですね!
てか、私ってほんとにあほだったんですね!

カメラ盗まれちゃったし、もうブログ更新できない。ううう。
と嘆き続けて早1ヶ月。
本日ようやく、macちゃん内蔵カメラphoto boothの存在と、
使用方法を知りました!

とういことで心機一転、
ブログ更新させていただきます。


まずは、人に言いたくて言いたくてしょうがなかった
アメージングクリームの話。

なにげに立ち寄ったアーユルベーダの薬局で
たまたま見つけたこのクリーム。
(※自分で勝手にアメージングクリームと名付けた)

全てシンハラ語(2種類ある現地の言葉の一つ)で書かれており、
何が何だかよく分からないが、
薬局のおじさんが言う事には、

毎年アーユルベーダ商品に贈られる権威ある賞があるそうで、
それを受賞したハーバルドクターが、
家族経営の小さな工場で
自然の物100%を使用し、
スリランカ国内だけの販売を目的として
今もほそぼそと作り続けている。とのこと。

店頭にあるクリームちゃん達は、
国外をターゲットにしているものが殆どで、
そのパッケージはいかにもそれを意識して
お洒落な外観のものが多い。
そんな中、

海外って何?
わしら全然興味ないし〜。
スリランカだけで売れればいいよ。めんどくさいから〜。

その佇まいはまるで、
明日のジョーよろしく、肩ぶらりん作戦さながらの
丸腰ぶり。

こここれは、ただものではない。

数あるお洒落なパッケージは、
私の目にはこの時点ですでに色褪せて見えている。

興味津々、辛抱たまらなくなった私は、
薬局の親父に、

”やい、おやじ、箱の中身はどうなってんだ?
一つ見せてくれねえだろうか?”
と、うっかりハチベエ調で聞いてみた。

開けてびっくり!
中身こんな茶色のどろどろ→
これは間違いない!(人よりするどい野生の勘)→
速攻買いを決意!


おやじの話によると、
シミ、しわ、傷跡の黒ずみ、ニキビ、日焼け、
虫さされ後、わきが、フケ症、
そしてなんと、脱毛促進を防ぐ効果があるとのこと!

覆水盆に戻らず、抜けた毛、頭皮に戻らずは
万国共通の認識だが、
なんと抜けるのを防ぐ効果があるとのこと!

もちろんその晩から使用開始!

目尻のしわと、いい歳こいてサーヒン始めたばっかりに
増え続ける顔のシミ、こっちにきてから3ヶ月間消えずに足に残る
頑固な虫さされ後の黒ずみ。
少量を手に取り、そのヌメヌメ感がなくなる迄、
円を描くように擦り込む。
擦り込む。

次の朝、まず驚いたのは、足の虫さされ後の黒ずみ、
これが、明らかに薄くなって、
しかも、顔がリフトアップされてるのが分かった。
目尻のしわと、ほおのシミも薄くなっている。

まじで。。

びびってしまいました!
私一人では信憑性ないと思い、
友達の顔にあった吹き出し3分前のニキビにぬりぬりしてみた。
7−8時間テレビをみてて、気づいたら
吹き出し寸前が、小康状態になっていた。。
。。。。


あんまりびっくりしたので、
一瞬頭の中に花が咲いたのが見えた。
↓こんな花。


今迄の3ヶ月間、人の情報だけを便りに、
ジャンキーバスに何十時間も揺られ、
おしりに座りだこを作りながら、
スリランカ国内をあちらこちらとさまよい続け、
色々なアーユルベーダプロダクトやら、
ハーバルティーやら、オイルやら、
あれやこれやと試し続けたが、

まじ、このクリームに最初に出会えたら
そんな事しなくて良かったのかも。。

いやいや、今迄の目隠し特攻作戦も
無駄じゃないよ。
と、優しく自分に言い聞かせてみました。


何はともあれ、
アメージングクリームよ!
永遠なれ。



しかしながら今回も残念な事に、はげに効くかどうかは
身をもって体験する事ができませんでしたが、
”我こそは!”
という方がいらっしゃいましたら、
どうぞご一報ください!










2011年12月2日金曜日

お紅茶畑見学 おほほほ ざーます。/Nuwara Eliya

写真なくても、ブログ更新くらいできるでしょ!
と、
ある友人から叱咤激励のお言葉をいただいた。
おっしゃる通りでございます。
気づいたら、もうすぐクリスマスなんですよねえ〜。

ここ常夏のスリランカでも、
教会や町のデパートにはイルミネーションが施されている。
雪なんて到底見た事ない現地の方々の
イマジネーションのイルミネーションは、
私たち日本人の想像を遥かに超え、鬼気迫るものがある。

今日も町のデパートの軒先で、
雪の結晶を型どった大きなネオンが、
容赦のない真夏の日差しに、
これでもかと言うほど照らされて、
汗をかいてるスリランカの12月。
日本の皆様いかがおすごしでしょうか?

情緒ある日本の四季に慣れ親しんでいる老体には
いい加減、
夏夏夏夏ココナッツ〜♪
とか言ってられない状態になってきたので、
避暑&紅茶畑見学を兼ねて、
先月半ば、スリランカの最高地ヌワラエリアに
出かけてきた。
もちろん、毎度おなじみジャンキーバスドライバーの
運転するバスに8時間も揺られながら。

余談ですが、ここの国ではバスや電車の所要時間を聞くと、
必ずマイナス2−3時間の返答が帰ってくる。
経験上、所要時間を聞いた後は、
必ずプラス3−4時間で計算するようにしている。
(↑これ正解。スリランカの友達にも教えてあげた。)

ちなみに、インドでは所要時間を聞くと殴られることもあるそうだ。
運転手曰く、俺ら一生懸命働いてるのに、
そんな事を聞きやがって!あほか!
ぐらいの勢いで。
あ〜。スリランカでよかった〜。

話がそれましたが、ここヌワラエリアはスリランカの最高地。
平地が30度を超える季節でも、
年平均気温15度と、ここだけは別世界。
ヨーロッパの気候にも似ている事から、
古くからヨーロッパ人の避暑地としても有名。
建物も明らかにヨーロッパ風で、
一瞬自分がハイジの世界に迷い込んだのかと錯覚してしまう。
クララ〜!おじいさ〜ん!
私はここよ〜。

一面の紅茶畑、畑&畑。

ここ、ヌワラエリアでも有名な紅茶畑&工場,
lovers leap
ここで生産された紅茶達は、その後コロンボに集められ、
ヨーロッパをはじめ世界中の大手紅茶会社に
発送されていく。


今回、現地の友人の紹介で
ここで生産される最高級B.O.P(ブロークンオレンジペコ)
の期間限定品を、
ラベルなし、箱無しの状態で
直接出向いた人だけが入手できる品を
外人価格(外人は2倍の値段=これ全てにおいて常識!)でなく、
現地人価格で入手することに成功!!しましたっ!!
はーはー!

先端の3枚の葉っぱのみを
摘み取り、その後
ネット下からの風で
乾燥しているところ。

スリランカに来る迄、紅茶なんてそんなに飲まなかった私ですが、
今では、起きてから1回、朝食後に1回、
昼食後に1回、アフタヌーンティーを1回、夕食後に1回。
と、最低5回は紅茶を飲む毎日です。
そんな にわか紅茶通の私が飲んでも、
このB.O.Pはうまいっ!!

帰ってからネットで確認したら、
世界中で高値で取引されてた!

スリランカ人は紅茶に最低2−3杯の砂糖を入れて
毎回飲んでいるのだが、
古来からの飲み方として、
パームシュガー(黒糖)をひとかけら
かじりながら、ストレートティーを一口。
これを繰り返す。
パームシュガーは、ソフトボール大の大きさで売られており、
それを砕いて適量を使う。
濃くがあって甘さもしつこくなくおいしい。
何よりからだにいい!

とういうことで、
紅茶&パームシュガーの詳細が欲しい方は、
メールくださーい!

これを機に、これからも
目隠し状態、体当たり現地潜入ブログ更新しますので、
今後とも どうか一つ(小松政男)
よろしくおねがいいたします。









2011年10月31日月曜日

コホンバ! / Kataragama

Kataragama到着2日目、
コホンバ/Khombaという木の葉っぱを使った
全身トリートメントをゲストハウス近くの川で
試してみることにした。

コホンバはスリランカ全土に生息し、
アーユルベーダでも良く使われている植物。
その葉っぱから抽出されるオイルは
主に、スキンプログレムや、髪の毛の栄養補給に
良いと言われている。

おじいさんがハーバルドクターだった彼は
葉っぱを直接使ったトリートメントを
子供の頃から体験していた。
私も早速体を張って体験してみることにしました!

あくまでも、個人的に楽しんだだけなので、
良いこのみなさんは決してまねしないでください!
特に、目ん玉なんかにいれてはいけましぇん!


コホンバの木。

葉っぱだけを枝から取り除き、
石ですりつぶす。

細かくすりつぶした後、
ねりねりすると、
石けんの元となる泡(オイル)が出てくる。
ねりねり。

ある程度のねりねりを経たら、
それを直接頭のてっぺんから足のつま先
まで、まんべんなくこすりつける。
もちろん髪の毛にも。
全身の写真はお見せできないので、
このセクシーショットで想像してください。

全身に塗った葉っぱが乾燥するまで、
しばし待つ。
全身を洗い流すと、髪の毛から肌まですべて
つるつる。
古い角質がはがれ、新しい肌が再生する。
と言っていた。

↓この通り。
顔や背中以外の部分は
皮もはがれず、すべすべ感のみ残った。
どんだけ背中汚かったんだよ。って感じです。

ちなみに、石けんを使わなくても、
2−3日はそのすべすべ感が楽しめる。

驚いたのは、顔や腕の色が断然明るくなり、
光沢がでて、
あれ?私若返っちゃった?
って感じだった。
さらに驚いたのは、目の隙間から入ったオイルの効果?
か?目ん玉の白い部分までクリアになってた。
どろっと、毒でちゃったんですね。きっと。

この後2−3日石けんを使わなくても
すべすべさらさら感が続きました!
だっぷんでなくて、脱皮してるところ。


しかし、数日後
手間ひまをかけなくても
お手軽に、しかも安全にコホンバが楽しめるグッズを
発見!

おかげさまで、私もお気軽に毎日コホンバを楽しんでいます。

コホンバを使ったシャンプー。
髪の毛さらさら。
頭皮にもいいらしく、
コンディショナーいらず。

コホンバの石けん。
お肌つるつる。

ついでに買ってみた歯磨き粉。
クローブ、ユーカリなど入ってる。
とくに歯茎にいいらしい。

これもついでに買ってみた。
ディリーフェイスクリーム。

その他にもハーバルティー、サプリ、キャンドル、バスソルト
など試してみましたが、いずれもいい感じです。


今回も、残念ながら頭に効くハーバルは発見できませんでしたが、
お肌と体は今まで以上に元気になってしまいました!
恐縮です。




2011年10月30日日曜日

Holy Placeで乾杯!したらえらい目に遭いました! / Kataragama

富士山見たいな山盛りライスカレーを
右手でがしがししながら平らげるのにはすっかり板についてきたが、
相変わらず、こちらのウオッシュレットトイレにはなじめず、
毎回トイレの後には何だかもぞもぞするんだパトラッシュ的な
日々を送っていたら、10月も終わろうとしていた。

例のお寺に頼み事をしていて、20日以上をその事柄だけに費やしていた。
こちらでは、一日に一つの事が進めば上等で、
一つの事に2−3日費やすのは当たり前。。
いくらインドで修行をつんだからといって、限りなく動物に近い私が
ひたすら黙って待ち続けるなんて事は不可能。

”いらいらしてたから”
今時の中学生が言うような理由で、
もう少しで通りすがりの罪のない人を殴りそうなほど
ストレスも頂点に達し始めていた頃、
滞在先のホテルの前のビーチで、ある人にあった。

彼のおじいさんがハーバルドクターで
彼自身も多少の知識を持ち合わせていた。
その彼の提案で、都会の喧噪を離れ
メディテーションをすべく、スリランカの聖地と言われる
Kataragamaに小旅行に出かけることにした。


Kataragamaの町から
車で30分行ったところにある、
Shithul Pawwaという大きな岩の上にあるお寺。
幸運にもお寺の上にダブルの虹が現れて、
さすが私!さい先いいぞ!ゴー!ゴー!
とかなり興奮していた。
この時点で、この先起きるおそろしい事件を
誰が予想できるでしょうか!?

お寺がそびえる頂上からの眺め。
虹の根元には宝物が眠ると言う。
ほんの数十メートル先に行けば
宝物に出会えたのかも。
今更ながら行っときゃ良かった!
と思う次第でございます。

頂上近くにある岩を利用して作った家。
中にはおじさんが住んでいました。
うう〜んん。マンダム。
いつかはこんな家に住んでみたいと
岩好きの私は本気で思った。
思った。

ジャングルの中にある
滞在1日めの宿泊先候補。
大きな木の上にはツリーハウスも完備れている。

あれ?ここアフリカ?
アフリカじゃないよ。
と神様が優しく教えてくれた。

ワイルドな佇まい、それを際立てる
ディスプレイの数々。
ういやっほ〜!
滞在1日目はここに決めた!!
と、思いきや
電気なし、水道なし、バストイレなし。
吉幾三どころの騒ぎでないので、
やむなく滞在を断念。


Kataragamaはスリランカ人の心の聖地。
お酒を飲んで楽しむところではありません。
ツーリストと一部の住人達の為に、
町の外れ2カ所にバーがあり、
もちろん、その2カ所とも社会見学に行ったのが
そもそもの間違いでした。
神様ごめんなさい。

その数日後、
わらしべの糧、デジタルカメラと
ローン返済中のご自慢の
”ひのきの携帯by docomo"を盗難にあい、
警察に行くが戻ってくるはずがなく、
泣く泣くコロンボ近くの滞在していたホテルに
戻るはめになりました!

天国から地獄とはこの事を言うんですね!
帰ってスリランカ人の友達にこの事を話すと、
聖地でそんな事するから罰があたったんだ!
とたしなめられました。
その通りでございます。

どの位落ち込んだかというと、
町の路上生活者を見かけるたび、
ああ、私もいよいよ仲間入りか。
と本気で思ったほど。まじで。

が!生まれながらあほな性分。
数日落ち込んだ後、
根拠のない自信と闘争心が
いきなり、むらむら湧いてきた。
”うらあ〜!やったろうじゃねーか〜!”
(なにを?)

このように、
頭は相変わらず不自由ですが、体は人一倍元気です。
この旅行で、盗難にはあいましたが、
素敵なこともいっぱいありました。
素敵な事は、次の巻で報告しまーす!
あーあほで良かった!


2011年9月23日金曜日

おいおい、わらしべ長者の話はどこ行ったんだよ〜。/ Hikawana Area

 そう思ってたでしょ?
旅行記なんて、大嫌いってた人間が
なに旅行記したためちゃってるんだよ。って思ってたでしょ?
スリランカに着いて12日間の間に、恐ろしい強行スケジュールで、
スリランカの南半分を、人の情報だけを頼りに
(かなり危険な行動=徒労とはこんな状態のことを言うんですね!)
バスで移動しまくっていたが、中々これ!っていうヒットがなかったので、
ブログに載せられなかったんですう〜。

しかし!ついに本来の目的の一つであアーユルベーダプロダクト製造工場に
潜入することができましたっ!
これは、その数あるプロダクトの数点。
たまたま玄関においてあったので写真撮ってみました。


ハーバルワイン
(アルコールではないが、そう呼んでいた)
を昼夜3−4日かけて煮詰めているところ。


ドクターが、ハーバルワインの説明をしてくれた。
ちゃんとノート取ってる私。

薬草のストック。
宝の山と私。
うっしっし。

梱包が終わって、スリランカ全土に向け
発送されるのを待つプロダクトちゃん達。

左=英語教室を営む今回お世話になった
ご主人と、右=ハーバルドクター。
私が独身だといったら、独身のドクターの態度が
少しかわったのは、私の気のせいでしょうか?
 ようやく今回の趣旨に近いところに行けたので、
徒労ばかりで、内心焦っていたのが
少し楽になりました。
このプロダクトのことはもう少し話を
煮詰めて(ハーバルワインのように)から
お知らせします。

工場見学で、色々な質問に快く答えてくれたドクターと
シンハラ語から英語に通訳してくれたご主人。
ありがとうございました!

製造してる商品の種類を聞いていた時、
”そうだ!はげの薬はないんですか?”
と、どちらかと言えばそちらの部類に入るドクターの目を
直視して聞いていた私。
その言葉が終わった直後に、ドクターの頭の上の方に視線が
行くのは、人間なら仕方がない行動だろう。
もちろん、ご主人は私のこの質問をきちんと通訳して、
ドクターに聞いてくれました。

今回、残念ながら はげに効く薬は発見できませんでしたが、
中々収穫のある、有意義な一日でした。




I am an English teacher! / Hikawana area


友人のオーストリア人女性からの情報で、
Hikawanaから更に3時間ほど行った所にある小さな村に住む夫婦を訪ねた。

その夫妻の知り合いが、ハーバルメディカルのドクターで、自宅兼工場でハーバルプロダクトを生産し、スリランカ全土に出荷しているとのこと。
その夫妻の知り合いが、ハーバルメディカルのドクターで、自宅兼工場でハーバルプロダクトを生産し、スリランカ全土に出荷しているとのこと。

到着早々、お父さんが村を案内してくれるというので、バイクに荷台をくっつけた乗り物に子供達と乗り込み、村(ジャングル)を駆け回った。
夫妻の長女の右脇のおませな彼女は、本来 同年代の男子とは遊ばないらしい。
今日は私の為にがんばってはりきってくれた。(上記写真)
その後(右記写真)

夫妻は二人ともスリランカの出身だが、かなり教養のある人達で、ここに移り住む前は14年間マレーシアで仕事をしていたそうだ。
色々な大変な事情があり、今はこのジャングルに囲まれた小さな村で、4人の子供と一緒に暮らしている。
二人とも大学で教育を専攻していたこともあり、この小さな村の子供達の将来の為にと、ほとんど ただみたいな料金で英語を教えていた。
ホームページで全世界からネイティブの先生を招き、住むところと食事を提供している。
ジャングルツアーから戻り、教養のある旦那さんとあれやこれや話をしていたら、”君は日本人の割に英語を話すね。よかったら子供達に英語を教えてみないか?”と言われ、
かなり調子に乗った私は、
“Why not!"と叫び、その日の午後3時には幼稚園児3人に英語を教えていた。
もちろん、私の英語と教養が、インターナショナルスクールに通う11歳の長男より劣っていることは間違いない。
その長男や、夫妻、子供達からteacher!と呼ばれるたびに、けつの穴がきゅんきゅん引き締まる思いがした。

2011年9月21日水曜日

I can be your partner / Weligama

4日ほどアルガンベイに滞在している時に、
本来の私の目的である有力情報を、新たに友人からゲットした。
友人の知り合いのお父さんがアーユルベーダの先生で、スクールも紹介できるし、
そこが気に入れば、自宅にホームステイしても構わないという内容だった。

早速、次の日の早朝6時にバスに乗り、
その人に合う為にコロンボに向かった。

チャンミカという名前で、電話でもかなり甲高い声だったので、
勝手に女性(みかちゃん)と思い込んでいたら、
コロンボの駅で待っていたのは、どこからみても石原良純にしか見えない男の人だった。

暑い夏に冷蔵庫を開け、麦茶だと思って飲んだら、そうめんつゆだった時みたいに、
数秒、脳内の伝達がうまく伝わらない状態になり、
本人に向かって、チャンミカは女性のはずだから、
あなたはチャンミカじゃない!とのたまわり、5分くらい苦しめた。
途中のバスのアクシデントで彼は駅で4時間も私を待っていたにも関わらず。。
それでも納得できないので、
タバコを吸いたいから、別の場所に移動して吸わせてくれ。
(スリランカは公衆場所では禁煙)
と言ってあちらこちらと連れ回してから、
ようやく最終目的のweligama行きのバスに二人で乗り込んだ。

朝の6時にaruganbayからバスに乗り、weligamaの彼の家族の住む家に着いたのは、
夜の10時45分だった。
みかちゃん、本当にごめんなさい。

私は、かれこれ16時間もバスに乗っていた。。


次の日の早朝から彼は色々と地元の観光に私を連れて行ってくれた。

weligama駅、朝の景色。

 鉄道の安全を守る、駅員さん達。
だらだらしている訳ではない。

地元名物、棒に足を引っかけて釣りをする漁師さん
と、波に戯れる子供たち。

that dog is very beautiful.
写真を撮ってやってくれ。と言ってる
おじさんを撮った。

ビーチ沿いのバーのテーブルクロス。
昼はグリーン。
夜はピンクの像さん。
ブローザブローディーみたいな人が
全部のテーブルを、端からピンクの像さんに変えていった。


良純君は、本当に素朴な田舎の人だった。
その素朴さ故、私も何度か引いてしまう事があった。
正直、時にはその素朴さと単純さにイライラする事もあった。

これは、彼が12年間飼っているペットの魚。
i can catch!と行って生け簀まで走って行き、
ちーちちちち、ちーちちちちーと言いながら
魚を抱き上げようとした。
写真ではよくわからないが、体長70cmの、
どうみてもジャングルに生息する怖い魚系(きばもある)
にも関わらず、日本の魚だと言い張る彼。
あまりの恐ろしい光景に、さすがの私もかなり引いて彼らを見ていた。


彼の両親と兄弟の住む家で2日ほどお世話になった。
その節は本当にありがとうございました。

彼なりにプランを練って、色々な場所をガイドしてくれたのだが、
正直、どれもこれもかなり私の思惑を外れている。
彼なりにがんばってくれて、本当に申し訳ないのだけど、
これ以上ここにいてもあまり私の期待しているものはないと判断し、
滞在2日で切り上げて、別の友人の紹介してくれた場所に移動することにした。

そして、何よりそれを決定づけたのは、他でもない彼の言葉。
I can be your partner.
。。。
どこまでミトコンドリアなんだろう。とつくづく思った。

その晩バックパックに荷物をつめ、
翌早朝、次の目的地 Hakamana行きのバスに乗った。




Today laughing tomorrow die! / Aruganbay

私の好きなサーフポイントの一つ。
この岩が目印。
岩好きのため、海の写真でなくて面目ない。

海の反対側に広がるラグーン。
ボートに乗って、約2時間のジャングルツアーが楽しめるそうです。

このポイントの灯台守。
この場所で、ワイルドなゲストハウスを営んでいる、
私の大好きなおじさん、CD。(多分同年代か、もしくは年下?)
オージーに作ってもらったお気に入りの板と一緒に。
もちろん、この板に乗れるんだそうです。
このポイントの事は全てこのCDに聞いてくれ!

アンサー君。26歳。
トゥクトゥクの運転手。
父なき後、母親と姉妹2人の面倒を一人でみている偉い奴。

アルガンベイの人は片言もしくは、トテチテの日本語を話す人が多い。
このアンサー君もその一人。
くりくり目玉の童顔で、体も小柄。
どうみても20歳そこそこだが、私の毒舌に突っ込みをいれられる希少な存在。

オフシーズンになりかけの事もあり、この日は早々に仕事を切り上げ、
私専属で彼もサーフィンを楽しんでいた。
とにかく、毎回二人でくだらない話で大笑いしている。
この日の返りもさんざん馬鹿話で死ぬほど笑っていたら、
彼がいきなり,

"today laughing tomorrow die"

と、ドングリみたいな顔してビートな言葉を放ってきた。
その顔と言葉のアンバランスさに又しても大笑いしてしまった。












2011年9月16日金曜日

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い。/ Colombo

現地情報収集の為、コロンボに5日ほど滞在することになった。。

できれば、このごみごみした町には一時でも長くいたくない。はやる気持ちをおさえつつ、毎日お寺に通い、例のお坊さんに、折りをみてあれやこれや相談するが一向に話が進まない。それどころか、ガールフレンドにならないか?とか、後一年で坊主家業は辞めるので、二人で一緒にビジネスを始めないか?などなど、挙げ句の果てには、宝石業者を寺に呼び、宝石を見させられ、滞在場所は知り合いのいい家を紹介するからと連れていかれるが、
一月7万などど馬鹿な事をのたまう始末。
滞在2日めにして、目の前のこのスキンヘッドの中年男が、
私には単なるコスプレ野郎にしか見えてない事を彼はまだ気づいていない。

こここれは。。。
”そうだ!サーフィンに行こう!”
私の大好きなサーフィンがメッカの小さな田舎町。アルガンベイ。

その素敵な下りでこのバカバカしい話に戻りたくないので、おちを言っておくと、
このコスプレマニアが、ありもしない私の悪口を周りの人や檀家さんに言いふらしていた。

私が別の男性と話しているのをみて、焼きもちをやき、1日に5回×4日(1回最低 20コール以上)の電話を例の日本人女性にかけ、私がいつもその男性と仲良くして、どこかに消えて行ってしまう。俺はどうしたらいいんだ?と。。
それ以外にも恐ろしい事をのたまわっていたが、もちろん全部彼のイリュージョン。

都合良く、彼女と一緒に食事をしている時、そのコスプレ君から彼女に電話があったので、
それをひったくり、低調に(最初は)存分に言っといてやりました。
は〜やれやれ。
危うくコロンボ付近に停滞し、どろどろの毎日を繰り返すところだったのを
救ってくれたのは、ローズクオーツと、サーフィンでした。
ありがとう!