2012年2月17日金曜日

スリランカ ナウ/ Mount Lavinia

前回の予告からだいぶ遅くなりましたが、
日本の皆様、いかがおすごしでしょうか?
金子信夫です。

全開予告通り、スリランカカレーのレシピを
ご紹介したいと思っていたのですが、
2012年新年明けと共に、
あまりにも私の身の回りで色々な事が
立て続けに起こり続けており、
ブログでは書けないような状況の元、
♪南の島から、スリランカカレーのレシピを
ご紹介しまぁ〜すぅ!♪

といった気持ちには到底なれないので、
勝手ながら、急遽話題を変更し、
近況報告とさせて頂きます。
あしからず。


アーユルベーダプロダクトやら、
紅茶畑見学やら、色々な状況を経て、
はた!?と気づいたら、

5つ星レストランで腕を磨いたシェフのもと、
スリランカ料理の腕を磨く修行?
に励む日々を送ることとなっていた。。

そのレストランがあるここ、マウントラベニアビーチは、
他の日本の方のブログで、
”日本の葉山”
と称されていた。

それを読んで、大笑いした私が思うに、ここは、

日本の湘南?てか、千葉の海の家。的な場所。
数十件の海の家の果てには、
昭和枯れすすきの漁師が住む、あばらやが散々に続いている。
葉山とはほど遠い景色。マウントラベニアの海沿い。
もちろん、ここの住人達も(丘沿いの住人はハイソ)
それとは全くもって対局上の暮らしを
日々、繰り広げている。


”喧嘩上等!
酒もってこい!”
宵越しの金どころか、その日暮らしも難しく、
人の金でいかに酒を飲むかが、彼らの日常。
ま、それはそれとして、
観光客の方々にその被害が及ぶことはないので
ご安心ください!

もとい、
これが今私が無料で修行させていただいている海の家?(レストラン)
スリランカ料理はもとより、
西洋料理、中華料理、タイ料理、パスタなどなど。
日本人の私や、観光客の方が食べても、欧米の観光客の方が食べても、
どれもこれも、おいしい。と、
一度来たお客さんは、必ずリピーターになるほど。

しかも、全てお手頃価格。
もちろん、町の小さな庶民的な定食やよりは割高だが、
ここ海沿いの、
値段だけは、葉山プライスの他のレストランに比べたら、
断然、安価。

ラ・シエラ・ブルー。

フランスに22年間滞在していたオーナーが付けた名前。
”ブルーヘブン”という意味だそうだ。

数ヶ月前に、フランスに住んでいたオーナー出資のもと、
その義理の息子と、5つ星で腕を磨いたシェフが
実質経営者となり、お店を開店させた。

が、他の店のようなファンシーな佇まいはなく、
しかも、それを補う為の、接客技術、
他のレストランのように、観光客に話しかけては
お店を案内するような気の利いたスタッフもいない。

開店はしたものの、いつ前を通り過ぎても
閑古鳥が鳴いている状態だった。

同じ町の出身ということで、
私の主人が開店当初から相談を受けていたのだが、
ついに、閉店寸前の時に、
主人に白羽の矢が刺さった。

1月のある日、
何の説明もないまま、そのお店に二人ででかけ、
なぜか、外出前に主人が私にタロットカードを持っていくように。
と言っていたので、何気なく持参してお店に行った。

お店につくと、なぜか二人の経営者が私たちに
商売のアドバイスを相談してきた。
彼らに頼まれてタロットをした。

その後、お前なら何か悪いものがいたら感じるはずだ!
と主人に言われ、”こくり”とうなずき、
店の隅々から、裏庭までを見て回った。

気づいたら、細木数子真っ青。
何かに取り憑かれた?ように、
彼らに指示を出し始めていた。

”このお店には、他の店の様に神様のものが一切ないけど、
普通スリランカ人なら、何かしら信仰しているものを
飾ってお祈りするけど、どうしたの?”
と聞いたら、
開店と同時に購入した仏像を飾らず仕舞で、
紙袋に入れっぱなしで埃をかぶっていた。

”だから、だめなんだよ。(人ごとには強い私)
ちゃんと、この場所に飾って、朝晩お祈りして!”
しかも、飾る場所まで指示していた。


はろ〜!!
誰なんだよ。私は!
誰か私をとめてくれ!
と内心思いつつ、

信仰心の厚いスリランカの人達は、私を止めるどころか、
私が調子に乗れば乗るほど、私の話に聞き入っていた。。


その次の日から、海外生活の長かった主人が
お店のマネージと、集客担当をまかされ、
金魚のふんの私は、
自然とスリランカ料理の修行に励む日々を送る事となった。

マックちゃん同様、何が功を成したかは
未だ定かではないが、
次の日から一転し、お店は大繁盛。

今に至っている。

めでたし。めでたし。
ふわっはっはー!(水戸黄門=初代)

と、人を幸せにした後は、
本来の私たちの使命を達成するべく、
この場所を去り、
新天地で心機一転、自分たちの夢の為に、
今迄以上に一直線に進む覚悟でございます。
(東大一直線なみに)

新天地に進む前に、何かご要望がございましたら、
何なりとお申し付けください。

佐川急便よろしく、しましまのシャツで
ブログでは書けない裏話と一緒に、
直接お宅までお届けいたします!
よろしくどうぞ!